建設に続いて文化・IT・医療…韓国、「中東特需」をもう一度(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.02 09:24
今回の訪問にはサムスン電子や現代自動車を含む民間企業の116人が同行した。歴代最大規模だ。民間レベルのビジネスフォーラムも相次いで開かれる。大韓商工会議所はサウジアラビアのリヤドなど3カ国でビジネスフォーラムを開く。フォーラムには朴容晩(パク・ヨンアン)大韓商工会議所会長(60)、権五俊(クォン・オジュン)ポスコ会長(65)など約30人の大企業最高経営責任者が出席する。安鍾範(アン・ジョンボム)青瓦台経済首席秘書官は出国前、「70年代の第1次中東ブームが第1の漢江(ハンガン)の奇跡を起こすのに大きな役割をした」とし「2000年代に始まった2度目の中東ブームが第2の漢江の奇跡につながるよう効果を最大化したい」と述べた。
ひとまず状況は悪くない。最近、原油安が続き、GCC国家は「原油依存度」を低めようと努力している。石油産業以外の多様な産業を積極的に育成しようとする雰囲気だ。「韓流」に象徴される大韓民国のイメージも悪くない。韓国貿易協会の関係者は「40年前、韓国の労働者は勤勉性で認められた」とし「今は洗練された文化コンテンツと高度なIT技術で武装した国と見なされている」と話した。財界は、今回の歴訪がこれまで進展がなかった韓国・GCCの自由貿易協定(FTA)交渉の弾みになると期待している。FTAが締結されれば年間11億1000万ドルの関税を減らすことができる。