日米、韓国ではなくインドと組むのか

日米、韓国ではなくインドと組むのか

2007年03月06日10時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  米国と日本が軍事分野でインドと本格的に手を組むことになった。

  5日、共同通信報道によると、インドは来月初め、日米とともに日本近郊の太平洋で初の3カ国共同海上訓練をする。訓練期間は1週間ということだ。

  インド海軍は米国、ロシア、イギリス、フランス、シンガポール海軍と毎年共同軍事訓練をしており、2003年には中国とも共同海上訓練をした。来年5月には南アフリカ共和国、ブラジルと3カ国共同遠洋訓練が予定されているなど国外軍事交流に積極的だ。しかし、日米とともに中国を念頭に置いた軍事訓練を東アジア海上ですることは異例だ。インド海軍はレバノンやソマリアなどに国外派兵した経験が豊かな上、中国にもない空母1隻まで保有しているほど戦力は脅迫的だ。

  ◆中国牽制ためにインド引き入れ=濃い同盟関係を誇示して来た日米両国がインドを東アジア海域と呼んだのはこの地域から日増しに勢力を強めている中国を牽制するためだ。インドも国境を突き合わせた中国が負担であることから相互戦略的理解がかみあったわけだ。

  問題は日米が東アジアで中国を牽制するのに韓国ではなく南アジア国家であるインドの力を借りることにしたという点だ。インドが中国と和解を追い求めながらも国境問題など山積みの問題があり、まだ気軽に手を組むことができない部分に日米が入り込んだのだ。日米にインドは新しい同盟というよりアジアで中国を牽制するために使う「戦略的均衡軸」となるわけだ。韓米同盟が揺らぐ中、日米同盟が新しいパートナーとしてインドを選択することで、韓国の立場はますますあいまいになった。

  ◆長い間インドに力を入れた結果=3カ国共同軍事訓練は米国防省の要請に日本とインドが同意することで成立する形式だ。しかし、米国と日本はインドを中国牽制カードとして引き入れるためにこれまで相当力を入れてきた。米国はインドを引き入れるために「核協力協定」という大きな贈り物を与えた。昨年3月、インドを訪問したブッシュ大統領は核開発をした国に渡さなかった核技術をインドに移転することにした。

  安倍日本首相は マンモーハン・スィン・インド首相が昨年12月13日から4日間、東京を国賓訪問した際に戦略的協力という成果を得るため「経済協力」をプレゼントした。このため日本はインドに情報技術(IT)分野などに大規模投資を約束し、自由貿易協定(FTA)を軸にした経済連帯協定(EPA)を締結するための交渉を進行中だ。 安倍首相は 日本 、米国、オーストラリア、インドが参加する「アジア・太平洋4カ国戦略対話」も推進中だ。

  ◆東アジアに進出するインド海軍=インドの東アジア進出は中国に大きな圧力として作用する見通しだ。インド軍艦は2万8000トン級空母ヴィラート号、2003~2004年就役した3隻の4000トン規模タルワール級ミサイル護衛艦、そして1997~2001年就役した3隻の6500トン規模デリー級駆逐艦など脅迫的な全力を取り揃えているからだ。

  ヴィラート号は6台のハリアー垂直離着陸戦闘機など28台の飛行機、ヘリを搭載して、タルワール級護衛艦は射程距離300キロの大艦ミサイルと290キロのブラモス超音速巡航ミサイルを積載することができることから中国に相当な圧迫を加えることができる。

  3国共同作戦の詳しい内容は伝わっていないが、共同通信は日米消息筋を引用し、地震や地震の津波など大規模自然災害発生を想定したことで、海上保安作戦に焦点を合わせる見込みだと伝えた。日本海自は護送船と護送ヘリを訓練に派遣する予定だ。したがってこれに合わせようとすればインドもヘリを運営することができる最新軍艦を送る公算が大きい。

  今回の訓練は経済成長による豊かな資金力と技術力を土台に大洋海軍に飛躍しようとしているインドの海軍力が東アジアで領域を広げるきっかけともなる見通しだ。
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