開かれる電気バス時代、中国は疾走するが韓国は…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.18 13:07
問題は価格だ。宇進産電が開発した電気バスの価格は4億5000万ウォン(約4285万円)前後だ。現代自動車が来月公開する電気バスも4億ウォン台とされる。これも20台以上を一度に生産する場合の価格だ。補助金を考慮しても依然として価格競争力が劣る。電気バスを低床バスにすれば国土交通部と自治体がそれぞれ5000万ウォンずつ補助金を支給する。また電気自動車はエコカーのため環境部で補助金1億ウォンを支給し、マッチングファンド形態で自治体からも1億ウォンを受けられる。すなわち、電気バス1台当たり最大3億ウォンまで補助金を受けられるという意味だ。だが1億ウォン未満で製造できるディーゼル低床バスに比較すれば依然として価格競争力は不足する。
また、高圧電流が流れる有線を使うため安全性問題が起きかねない。有線は1度に1台だけ充電でき経済性が低い。代案として無線充電方式電気バスが議論される。現在東遠(トンウォン)建設産業が無線充電電気バスを生産している。この方式の4台がすでに亀尾(クミ)駅~亀尾産業公団の一般路線に投入された。2台は慶尚北道奉化郡(キョンサンブクド・ポンファグン)の植物園で循環している。
無線充電電気バスの最大の障害は大規模インフラ投資が必要という点だ。一定間隔を置いて無線充電設備を設置するには莫大な予算が必要だ。