<文化が力だ>(5)3万ドル時代の生活の質…韓国人の余暇生活
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 14:38
6月、ソウル仁寺洞(インサドン)ギャラリーが始まった。黄色と赤色の幾何学的な模様のハートの絵に観覧客の視線が集まった。よく見ると模様の正体は黄色い塀に赤い屋根をのせた板張りの家だった。第17代国会議員を務めた孫鳳淑(ソン・ボンスク)韓国女性政治研究所理事長(71)が4年前から描いている「私たちの生きる話」連作だ。孫理事長は国会議員の任期を終えた翌日、画家の門を叩いた。すぐに「芸術の殿堂」美術アカデミーに登録した。2008年6月のことだ。7年目の今年、4回目の個展を開いた。
容易な決定ではなかったが、幼い頃から必ず一度はしてみたいと考えていたため、いつよりも楽しかったという。気が合う5人が一緒に家賃を出してマンションを借り、作業室も作った。弘益大美術大学院西洋画実技専門課程まで今年修了した。孫理事長は「美術や文学など関心を持っていた胸の中ファイルのうち美術を選んだ」とし「準備できている人にとって定年は祝福」と述べた。