平田オリザ氏訪韓「橋下妄言は気に障るが、演劇人の友情は継続すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.30 10:42
「うん、ああ」。「そうでしょう?」。「ふむ」。「え?」。「おお」。
短い間投詞でトントン進んでいく演劇は「どこにも、もう行きたくない」という寂しい一言で終わる。日本の劇作家兼演出家の平田オリザ氏(51、大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授)の2008年作『眠れない夜なんてない』は淡泊で無味乾燥的だ。
誇張された劇的な台詞があふれている既存の舞台に反旗を翻した彼の、もの静かで淡々とした演劇には“現代口語劇”という名前がついた。日常からすくい上げた、生の言葉が呼吸をしているという意だ。大学2年の時につくった劇団青年団の代表として30年活動し、人間あるいは世界それ自体を精密に描写することで名を成した。