韓経:【コラム】「韓国版プラザ合意」議論…「為替相場主権」は守らねば
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.02 10:04
中朝首脳会談、南北首脳会談、米朝首脳会談、韓米間金利逆転、第2通貨危機説、韓国版プラザ合意論争…。最近の韓国経済をめぐるメガトン級懸案だ。それぞれの懸案に好材と悪材の要因が重なっているだけに明暗を把握しにくくてさらに混乱し株価など各種価格変数の変動性も大きく拡大している。
最も目立つのは「韓国版プラザ合意」論争だ。プラザ合意とは1980年代初めに米国と日本の国際収支不均衡の主犯である日本の対米貿易黒字を減らすために円高を誘導するという両国間の合意を称する。10年間続いたプラザ体制でドル相場は1ドル=240円台から79円台に急落した。
1980年代後半まで日本経済はソニーとトヨタに代弁される強大な製造業競争力で米国を抜き世界一の経済大国に浮上するだろうという期待と予想が出ていた。だが日本経済はプラザ合意以降急速に進んだ円高の負担で「デフレ脱皮」を公式宣言した先月まで長期間沈滞を体験した。