韓経:【社説】通常賃金訴訟リスク…崖っぷちの起亜車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.09 10:13
自動車業界が起亜自動車通常賃金訴訟の1審判決に注目している。訴訟当事者の起亜車はもちろん最大株主の現代自動車の経営に直接的な影響を及ぼす判決であるうえ、韓国GMなど200余りの企業の通常賃金訴訟の基準となる可能性があるからだ。国内外の販売減少で危機を迎えた自動車企業が通常賃金判決でさらに打撃を受ければ、5300余りの部品協力会社も厳しい状況を迎える。
この訴訟は、起亜車の労組が「定期賞与金を通常賃金に含めて休日手当などを計算するべきだ」として2011年には集団訴訟を、2014年には代表訴訟を起こして始まった。「定期賞与金は通常賃金に該当しない」という雇用部の解釈と労使間の暗黙的合意に基づいて通常賃金を算定した起亜車は突然、労組の訴訟提起で7年間も足を引っ張られている。昨日、裁判所は17日に予定されていた判決日程を追加審理などのために延期した。