【中央時評】危機克服DNAを点火させよう=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.30 10:12
したがって来年の総選挙を契機に国家経営システムをどのように変えれば経済危機を克服し社会的対立を解消していくことができるかを激しく討論し、正しい改革意志とビジョンを持つ政治勢力に国民の支持を集めなければならないと考える。選挙革命を通じた2段階の政治民主化を点火させなければならないという話だ。4年前の総選挙の時のように再び増税のない福祉競争に誘惑されたり、階層間、地域間の対立を助長する政界の遊びに国民が引きずられるように傍観すれば韓国経済の将来は険しいいばらの道になるだろう。
特に経済官僚は韓国経済を危機状況から救い出すという時代の使命感を持って身を投げ打ち危機要因を正面突破していかなければならない。例えば中国輸出市場の萎縮に対応するために開城(ケソン)工業団地のような特区を増やして北朝鮮の低賃金労働力を活用する果敢な南北経済協力を始めようということだ。青年雇用創出は財閥オーナーを脅かしたからとできるものではなく、中国企業の追撃に対応する構造調整を速やかに推進できるように助けなければならないものであり、構造調整を難しくさせる障害を果敢に除去しなければならない。