オメガ3リンゴ、漢拏峰…韓国産果物の反撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 11:00
「輸入産の果物がこうして押し寄せてくると、韓国の農家は機能性商品で突破する方法以外にない」。先月28日午前、慶尚北道栄州(キョンサンブクド・ヨンジュ)のリンゴ畑で会った農家イ・ジェシク氏(47)の話だ。この日イ氏の畑ではリンゴの収穫の真っ最中だった。9917平方メートル(約3000坪)ほどの畑に立ち並ぶリンゴの木には、赤く色づいたリンゴがたわわに実り、木の下ではリンゴのすみずみまで日光が当たるよう敷かれた銀色の反射版が光っていた。
通常のリンゴ畑と違わない風景だが、この日に収穫したリンゴは「肌」が違っていた。イ氏が最近開発に成功し、今年初めて収穫する「オメガ3リンゴ」だ。このリンゴは、(オメガ3を豊富に含む植物の)スベリヒユを密閉容器に入れて高温・高圧で蒸した後に出てきた液体をリンゴの木にまんべんなく散布して収穫した。最近、成分分析と特許を終えたオメガ3リンゴは1つ(平均200グラム)あたりオメガ3成分が100ミリグラムずつ入っている。イ氏をはじめとする慶北栄州の27の農家が手を組んで16(計5万坪)の畑で300~400トンのリンゴを初めて収穫し、11月中旬からロッテマートで販売する。