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米中貿易戦争に対処する韓国の生存戦略が見えない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.20 13:35
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◆いかなる結末も韓国には危機

昨年末に公開された米国の安全保障戦略報告書は、中国を米国の価値と利益に対抗する競争覇権国家と規定した。米国の安保分野の責任者は「中国が非典型的な手段を動員し、米国の優位を脅かしている」と証言している。トランプ大統領が中国の妥協案を受け入れるとしても、中国の技術崛起は終わらず、技術主導権の競争は続く。中国は米中貿易戦争を経済の側面に限定しようとするが、米中覇権競争は継続する。米中貿易戦争はこうした長い対立の始まりにすぎない。

 
米中貿易戦争はトランプ大統領のためというのが中国側の主張だが、トランプ大統領の宣戦布告の原因は中国が提供した。米国が努力して築いてきた多者自由貿易体制の中で中国との葛藤解消をあきらめ、全面的な2国間関係で突破することを決意したのは、世界貿易秩序が秩序から混沌に、規範から力の論理に、自由貿易から管理貿易に移動したことを意味する。米国と中国が自らの目標のために従来の規範と制度を無視し、力で相手国を追い込む「ニューノーマル」時代にすでに入った。ニューノーマルの胎動は、中国を最大貿易相手国とし、米国を安保同盟であり最大の市場とする韓国の生存方式に根本的な変化を要求する転換期的な事件だ。

政治体制は異なるが、経済的な動機で意気投合した韓中貿易関係は、中国が韓国を必要とする関係から中国が韓国を追い越そうとする競争関係に変化した。同盟を越えて血盟であるため通商関係に不協和音があっても同盟に問題はないという韓米関係はもう過去の記憶になった。米国では大衆迎合的な保護主義の強風が吹き、中国では「中華民族主義」の逆風が激しい。保護主義と民族主義の強風がいつ消えるかは予想しにくい。米中貿易戦争がどちらか一方の勝利で終われば、それは保護主義または民族主義の勝利を意味する。グローバル通商国の大韓民国にはどちらも不安を与える結果だ。

◆韓国、ニューノーマル対応戦略なし

トランプ大統領を時代の異端児と理解すれば、ニューノーマルの本質は理解できない。過去40年間、米国中間家計の実質所得は足踏み状況だった。米国の技術と金融システムが主導したグローバル化の果実は最上位階層が独占した。二極化の憤怒の火山帯はトランプ大統領という溶岩を出した。トランプ大統領の2期目が続いても、第2のトランプ大統領が出てきても全くおかしくないというのが米国の政治地形だ。米中覇権競争がトゥキディデスの罠にはまって戦争につながる可能性を予想したハーバード大のアリソン教授は「トランプ大統領の再選に賭ける」と筆者に話した。米中貿易戦争は続くだろう。

米中貿易戦争の砲声を聞いている多くの韓国企業は今でも「中国は機会」として中国行きの飛行機に乗っている。「市場を分けてやるから技術をよこせ」という中国方式を彼らは受け入れるようだ。韓国産業全体が沈没するという危機の中でも目の前の利益を急ぐ。産業の責任を負うべき国は、確実に見える中国リスクについて十分に警告しているのだろうか。後に中国リスクが現実化する時、中国にまともに反論する度胸もない中でだ。

韓国が通商大国に成長する基盤になった多者貿易体制、FTAで結んだ通商ネットワークはトランプ大統領の背信と習近平主席の偽善で揺れている。保護主義と経済民族主義の津波が押し寄せているが、韓国の防御の壁はあまりにも低くて脆弱だ。シンクタンクの予測報告書には米中貿易戦争の本質に対する悩みがみえない。したがって貿易戦争の波及効果を確かめる複合方程式を解くこともできない。

韓国政府は今の米中貿易戦争を分離的・破片的・微視的な視点で対応している。「経済安保=国家安保」で接近する米中の貿易戦争の中、北核を解決して経済を回復すべき貿易大国の韓国は経済と安保が別々だ。執権から1年が経過したが、文在寅(ムン・ジェイン)政権は「新北方、新南方」という高踏的な対応策のほかにはニューノーマルの波をどう解決していくのかビジョンと戦略を提示できずにいる。韓国は米中貿易戦争で生き残ることができるのだろうか。

チェ・ビョンイル/梨花女子大国際大学院教授


米中貿易戦争に対処する韓国の生存戦略が見えない(1)

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