韓国の第４次産業革命の競争力が世界主要国の中で１９位にとどまったことが分かった。

１１日、韓国貿易協会の国際貿易研究院は「欧州連合（ＥＵ）主要国の第４次産業革命への対応政策と革新ネットワーク構築現状」報告書をまとめた。報告書によると、主要国の競争力を調査した結果、上位１０カ国中５カ国がＥＵに所属している国家であることが分かった。

１位はシンガポールが占めた。韓国は１９位となり、同じアジア圏の台湾（１４位）、日本（１５位）にも及ばなかった。米国は３位、ドイツは１３位となった。

第４次産業革命の競争力が高いことが明らかになったオランダ、スウェーデン、英国、デンマークなどの国家の特徴は官民が力を合わせて中長期的産業政策を立て、地域別に拠点大学と研究所を中心に革新ネットワークを構築している。企業の実質的な商業化に寄与する研究テーマを公募しているのも特徴として挙げられた。

国債貿易研究院の関係者は「第４次産業革命に対応して革新ネットワークを拡大しているＥＵを重要な競争相手であり、協力パートナーとして認識する必要がある」とし「韓国も第４次産業革命への対応により成功するために、官民学をあげて参加する中長期計画策定や基盤技術への研究投資の強化と地域別革新センターの構築などが必要だ」と指摘した。