【コラム】オバマは本当に韓国教育に片思いしていたのか(1)

【コラム】オバマは本当に韓国教育に片思いしていたのか(1)

2016年03月14日11時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  世界的な未来学者アルビン・トフラーは、韓国の教育について唯一評価が辛かった。教育現場の取材の真っ最中だった2007年に聞いた彼の話を、人類を襲った人工知能(AI)「アルファ碁現象」のおかげでこの頃さらに生々しく思い出す。要旨はこうだ。「韓国の学生たちは一日10時間以上を学校と塾で、未来に必要ない知識と存在することもない職業のために時間を浪費している。韓国の教育は、工場でシミュレーション作業をしているようで結果的には工場の人材を作る仕事に過ぎない」

  当時は「キリ」で胸をさされたようだった。子供たちの夢や意欲を伸ばしてあげられない画一的な官治教育の患部をつかれたためだ。国家の未来は教育にかかっているとして、創意性を窒息させるタイヤキ(金太郎飴)教育をやり直すべきだという彼の処方に頭が下がる思いだった。

  ところが意外な反転が出てきた。2009年に就任したバラク・オバマ米国大統領が、トフラーとは正反対に韓国の教育を称賛したのだ。議会演説やタウンホールミーティング、学校現場の訪問など機会があるたびに称賛した。分かっているだけでも20回近くになる。「韓国の子供たちはビデオゲームやテレビを見ることに時間を浪費せず、数学・科学・外国語を学んでいる」(2009年)、「米国の学生たちは約30%しか教室で高速インターネットを利用できないのに、韓国のような国は100%だ」(2014年)、「韓国の教師の給与は医師水準で尊敬も受けている」(2015年)としてうらやんだ。

  真偽に関係なく教育部はそれを喜んだ。だが本当にそのような資格があるだろうか。学校と塾を行き来する世界最長の学習時間、経済協力開発機構(OECD)加盟国での青少年自殺率1位、私教育に左右される学生たちの実力、留学生9万人が年間23億ドルを米国に捧げる現実…。オバマ大統領はこのような韓国の後進的な教育生態系を分かっていながら教育の熱意を高く評価してうらやんだのだろうか。

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