韓国型原発、欧州輸出ルートを開いたが…脱原発に向かう政府は消極的
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.10 07:55
韓国標準型原発「APR(Advanced Power Reactor)1400」の欧州輸出型モデル「EU-APR」が欧州進出のための最後の関門を通過した。韓国水力原子力(韓水原)は9日、EU-APRの標準設計が欧州事業者要件(EUR)認証本審査を通過したと明らかにした。EUR認証とは欧州内12カ国の14原発事業者で構成された欧州事業者協会が欧州に建設する新型原発の安全性と経済性を検証する手続き。認証本審査を通過したということは韓国がEU-APRを欧州国に輸出できるという意味だ。
しかし脱原発を前に出した韓国政府の反応が消極的であるうえ、与党議員は韓国型原発の技術力を低く評価する資料まで出した。APR1400は2002年に韓国が独自開発した第3世代原発。設備容量1400メガワットで設計寿命は60年だ。耐震設計も適用されている。韓国は2009年にアラブ首長国連邦(UAE)と計186億ドル(約2兆円)規模のAPR1400原発4基輸出契約を締結した。韓国の最初の原発輸出だった。