羅勲児（ナ・フナ）、ＩＵなど有名歌手のコンサート・チケットを売ると言って１２００万ウォン（約１１８万円）余りをだまし取った２０代男性が裁判にかけられ懲役刑を宣告された。

仁川（インチョン）地方裁判所第４刑事部単独チョン・ウォンソク判事は詐欺容疑で起訴されたＡ氏（２８）に懲役１年２カ月を宣告したことを１２日に発表した。

Ａ氏は昨年９月１１日から同年１０月２６日まで仁川市弥鄒忽（ミチュホル）区の自宅で携帯電話を利用してオンラインコミュニティのＮＡＶＥＲ（ネイバー）カフェやツイッターに接続し、羅勲児やＩＵ（アイユ―）のコンサート・チケットを売るという虚偽のメッセージを投稿し、２０回余りで１２００万ウォン余りをだまし取った容疑で起訴された。

調査の結果、特に羅勲児のコンサートは中壮年層に人気があり、チケットを手に入れるのが容易でないことを狙って定価よりはるかに高い価格を要求したことが分かった。

Ａ氏は２０１６年にも詐欺容疑などで起訴されて懲役２年６カ月を宣告され、昨年６月に出所したが、３カ月で再び犯行に及んだ。

チョン判事は「被害者の中には余裕のない経済状況にも関わらず両親のためにコンサート・チケットを買おうとした学生もいた」とし、「被告人はそのような親孝行の心を利用して利己的な欲を満たすことに汲々とした」と判断した。また、「被告人は服役を終えて社会に出たが教化が面目を失うほどさらに巧妙でより大規模な犯行を再犯した」とし、「罪のない被害者が量産される確率を少しでも減らすために隔離が避けられない」と明らかにした。