【コラム】正常・非正常の境界があいまいな国=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 10:29
テクノバレーと名づけた、いわば現代デジタル文明の先端を目指す空間では、とんでもなく足もとが突然消え、一般の人たちが一瞬にして不帰の客となった。秋の日の舞台の上で音楽とダンスが流れる中、数十人の観客は同時に地下に消えた。グロテスクな風景はそれでも終わらない。
政治的な局面で非正常の正常化は別途にうまく進行しているのか知らないが、一般市民の生活ではむしろ非正常の日常化が進んでいる。正常と非正常の区分はそれほど難しいものだろうか。数百人の命を担保にして出港した旅客船は、波もない穏やかな海で無事に航海して乗客を降ろすのが極めて正常だ。大事故が発生すれば、国は最善を尽くし、生命を救助するのが正常だ。常識的な目で丈夫に見えるふたは実際、丈夫であってこそ正常だ。