【社説】南北対話、原則守る冷静な対応を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.04 14:10
北朝鮮が新年早々韓国と対話する意向をにじませたことに続き、3日には板門店(パンムンジョム)の連絡チャンネルを改めて開通すると明らかにした。2年ぶりに南北間連絡網が再稼動したのは意味が小さくない。北朝鮮の無分別な核・ミサイル挑発で韓半島(朝鮮半島)が戦火に包まれるか懸念の声が高まっていた。危機管理のためにも南北が対話に出る必要性は大きい。北朝鮮が参加への意志を示した平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が1カ月前に迫ってきているからでもある。
しかし、政府がせっかくの対話の雰囲気に振り回されて計算もせずに動いてしまえば、北朝鮮の策略に巻き込まれるだけだ。北朝鮮は昨年、韓国の対話提案を一蹴してミサイルを17回も発射し、6回目の核実験まで強行した。今でも、いつ大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するか分からないという見方が出ている。このような状況で突然対話モードに転じた彼らの思惑を綿密に把握してこそ、せっかくの南北対話が平和と非核化の好循環の呼び水になることができる。