韓経:【社説】7年間の無定見・無能・無責任が海運産業を崩壊させた=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 10:59
現場の混乱とは違い、金融当局の表情は意外に冷静だ。証券市場が安定的で銀行や金融市場に及ぼす影響が制限的だというのが金融委の診断だ。市場参加者は政府のこうした態度でさらに不安感を抱く。韓進海運の運命はどうなるのか、政府はいったいどんな絵を描いているのかしっかり把握できない。韓進海運を整理した後、韓国の海運業をどのように引っ張っていくのかというマスタープランがあるのかどうかも気になる。
大宇(デウ)造船問題で確認されたように、政府内に海運業の構造調整を導いていく知識と知力があるのかさえ疑問が生じるほかはない。政府内の最高海運専門家集団である海洋水産部はどこで何をしているのか失踪状態だ。海水部の高位関係者でさえ「メディアを通じて状況を把握している」と言うほど担当部からは最初から排除されている。金融委が海水部をワンランク下に見て相手にしないといううわさが出回るほどだ。