【コラム】ブーメランを受けた北朝鮮軍幹部へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 13:54
あなたたちの立場ではさらに怒りがこみ上げるかもしれない。数日前、京畿道抱川(ポチョン)の勝進射撃場では軍統合火力訓練があった。6メートルのコンクリートを突き破る精密誘導爆弾バンカーバスター(GBU-28)が仮想地下構造物を貫き、敵の指揮部を壊滅する場面が公開された。地下壕に北朝鮮の最高指導者と軍部指揮部と推定される実物大の人間が置かれているのがそのまま表れた。米軍が使用した時期、ここの名前がナイトメア(nightmare)射撃場だったというが、その言葉通りあなたたちには悪夢だったに違いない。
さらに大きな悪夢は地雷挑発責任者に対する粛清であろう。当初は「まともに一発を食らわせた」と激励しただろうが、今は事情が変わった。執権4年目の金正恩政権に遺憾表明という打撃を抱かせた軍部内の盲動主義者を捜し出し、犠牲の羊とする出口措置が必要だ。南北合意直後に招集された中央軍事委で一部の委員が解任されたというが、その信号弾かどうか眺めるべきことだ。挑発の総責任者である金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長の去就が焦眉の関心事だ。それでもくやしがる必要はないようだ。46人の将兵を水葬させた韓国哨戒艦「天安」爆沈挑発から地雷まで過去5年間、あなたたちはあまりにも多くの犠牲を強要した。同じ年頃の韓国青年世代を反金正恩勢力として団結させた貢献者も北朝鮮の軍部だ。