【時論】北朝鮮の新型誘導弾が韓国の空軍基地を攻撃すれば(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.01 12:07
韓国が北朝鮮との戦争で勝てると自信を持っているのは強大な空軍力のおかげだ。制空権を確実に掌握し、開戦から最低3日あれば北朝鮮の領空で韓国の戦闘機が存分に飛行できると自信を持つ。ところがこの300ミリ放射砲は韓国の空軍基地のうち大邱(テグ)と清州(チョンジュ)の基地を除くとすべて射程圏に入れることになる。在韓米空軍の烏山(オサン)基地と韓国空軍の水原(スウォン)、江陵(カンルン)、原州(ウォンジュ)、忠州(チュンジュ)、瑞山(ソサン)基地が射程圏内に入る。この基地の滑走路が300ミリ放射砲の攻撃を受けることになれば韓国の戦闘機は出撃すらできない。
韓国の空軍基地を戦力指数で換算すると、F-15Kが60機配置された大邱基地が30%、F-16が80機ずつ配置された忠州基地と瑞山基地がそれぞれ20%で、残りの基地の合計を30%とみる。したがって北朝鮮は安価な放射砲で韓国の空軍戦力の70%程度を無力化する妙手を見つけ出したのだ。特に韓国空軍の主力であるF-16が配置されている忠州基地と瑞山基地が300ミリ放射砲の射程圏内に入るということは致命的だ。こうした空軍基地を攻撃して戦闘機を足止めし、韓国よりさらに強い火力で武装した北朝鮮の陸軍が一気に首都圏を攻めればソウル・江北(カンブク)はあっという間に陥落するかも知れない。