中国は景気浮揚よりも体質改革…李克強は朱鎔基の再来か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.23 09:54
「朱鎔基元首相の改革哲学が10年の歳月を越えよみがえっている」。李克強中国首相の改革に対する評価だ。李首相の政策が1990年代に猪突的に改革を進めた朱元首相を連想させるという話だ。朱元首相の改革は2000年代初めの中国の経済成長の基盤を提供したという評価を受けている。李首相の改革もやはりまた別の成長時代を予告するのだろうか。世界の目が「リコノミクス」に集まる理由だ。
中国で「金利」は経済のゆがみを見せる断面だ。国、国有企業、国有銀行などの国有体制が金利を媒介に暴利を得る。国は中央銀行(中国人民銀行)を通じて国有銀行の利潤(約3%の預貸マージン率)を保障する。国有企業はロビーを通じて国有銀行から安値で金を借りて使う。これら3者をつなぐ腐敗の輪はこのように形成される。信用が落ちる民営企業に銀行の融資は空の星を取るようなものだ。中国の高い貸出金利は香港などのホットマネーを呼び入れる主犯だ。