原子力空母「セオドア・ルーズベルト」も韓国へ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.09 16:18
6日(現地時間)に母港サンディエゴを出港した米国の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」(CVN-71)の行先地に注目が集まっている。米海軍側は「セオドア・ルーズベルト」が西太平洋と中東に配備される予定だと明らかにした。西太平洋は第7艦隊が、中東は第5艦隊が担当する地域だ。このため行先地が韓半島(朝鮮半島)周辺になる可能性もある。今月中旬に「ロナルド・レーガン」(CVN-76)が韓国海軍と連合訓練を行う予定の中、米国が2隻の空母で北朝鮮に圧力を加えるのではという見方が出ている。
予備役海軍少将のキム・ジンヒョン元合同参謀本部戦略企画部長は「米国は核心戦略資産の空母の位置と行先地について外部に公開するケースは珍しい」と述べた。
しかし「セオドア・ルーズベルト」の行先地に関する手掛かりはある。「セオドア・ルーズベルト」は第3艦隊所属だ。通常、米海軍は日付変更線(IDL、経度180度)を基準に左側の西太平洋を第7艦隊の責任区域(AOR)、その右側の東太平洋を第3艦隊の責任区域としている。第7艦隊は韓日中など北東アジア-東南アジア-インド・パキスタンの一部など西アジアを担当する。第3艦隊は1973年から事実上、訓練を通じて米海軍戦力戦闘態勢を高める予備艦隊の役割をしてきた。米海軍は作戦上必要に応じて一つの艦隊の戦力を他の艦隊に貸すことが多かった。