【コラム】整形手術と儒教伝統=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.24 15:40
韓国の女性たちは十中八九、道徳を至高の価値として話す高尚清廉の精神だと言えば女性抑圧と偏狭な思考の暗い遺産を思い出すだろう。かつて韓国の女性たちが伝統社会でぞっとするような差別を体験するしかなかったことは明らかな事実だ。しかし世宗大王(セジョンデワン)のビジョンや丁若ギョン(チョン・ヤギョン)先生の優れた洞察力が今後の韓国の未来を導いていく若い女性たちから忘れ去られるならば、これもまた途方もない損失ではないか。
想像力と創意性だけを発揮すれば、真の「革命」も可能だ。言いかえれば韓国の儒教伝統に宿る奥深い倫理的洞察力を女性差別の遺産と明確に区別すると同時に、これを通じて女性たちが喜んで韓国の儒学者を自分たちの倫理的モデル・英雄として受け入れる革命的思考の変化が起きるならばということだ。韓国では十分に可能なことであり、特に韓国の女性たちは一層そうである。