◆国連の集団安保理念、初めて実現したところ

ニュージャージー州サドルブルックの住宅街にも００年、小さな記念碑が建てられた。大田参戦勇士会とニュージャージー州韓国戦争参戦勇士会が働きかけた。米軍第７３タンク大隊砲兵出身で参戦碑の設置を主導したジョージ ・ブルスギズさん（８０）は「韓国戦争こそ国連の集団安保理念が初めて実現した戦争」とし「国連軍の一員として参戦したことを誇りに思う」と述べた。

米国で韓国戦争は忘れられた戦争から「誇らしい戦争」になった。韓国戦争で米第３師団歩兵第２大隊副司令官だったジョン・シングロブ予備役少将（９２）は「韓国は米軍の誇りだ」と語った。「戦争の廃虚から経済大国に成長した韓国は、在韓米軍の存在理由」ということだ。シングロブさんは声を高めた。「韓国戦争を忘れられた戦争と見るのは間違った見解だ。中国に尋ねてほしい。中国としては決して忘れられない戦争であるはずだ。韓国戦争は共産主義と戦って勝った最初の戦争だ」

◆フランス軍司令官、大将階級を捨てて参戦

最も多くの兵力を投入した米国だけではない。フランスなど欧州の国でも同じだ。フランス韓国戦争参戦軍人協会のロゼ・ケンタル事務総長（６１）は「欧州でも韓国戦争を見直す作業が進んでいる」と話した。「韓国に派兵されたフランス軍司令官は大佐級だった。しかしラルフ・モンクラル大将がその部隊の指揮を引き受けた。彼は韓国に行くために大将階級を捨てて自ら大佐階級章を付けた。意味のない戦争のために大将階級を捨てる人がいるだろうか」。

フランスは０４年、パリ凱旋門広場に韓国戦争参戦記念銅版を設置した。フランス軍が参戦した戦争を記念するため凱旋門の下に設置した８つの銅版のうち最も新しい。韓国戦争がフランスでも忘れられた戦争でないことを傍証している。


「韓国戦争は共産主義勢力と戦って勝った最初の戦争」（１）