<Jグローバル・チャタムハウスフォーラム>「歴史に執着すべきではない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.10 10:53
キム・ソンハン高麗(コリョ)大学教授は「安倍首相が就任した2012年は日本経済が中国経済にすでに遅れをとり始めた頃」としながら「中国の台頭を牽制する躍動的な首相になりたかったようだ。日本を『普通の国』にして軍事力を育て国際安保の舞台で役割を果たせるようにさせるという戦略的思考をしている」と分析した。チャン教授は「それぞれ違う価値を持っている東アジア諸国が共感を形成することは容易ではない。例えば民主主義という共同の価値があるが中国は共有していない」と指摘した。さらに「歴史に関する明白な証拠資料をすべての国の歴史学者に提供すれば歴史を歪曲しようとする国が圧力を感じるだろう」と話した。
韓日中共同の歴史教科書問題についてはより大きな見解の差があらわれた。ニルソン・ライト担当は「3カ国が共同の歴史教科書を作ってほかの国の教室に行って学生たちと直接討論するのは歴史問題解決のための実際的で有用な方法」と提言した。