「韓国戦争は共産主義勢力と戦って勝った最初の戦争」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.23 10:04
「今でも激しい呼吸が耳元に残っている」。米ニューヨーク州の自宅の地下に作った“ミニ戦争博物館”で、サルバトレ・スカルラトさん(80)は錆ついた短剣を見せた。1952年9月、現在の臨津閣北側の「ジェームスタウン」戦線で、スカルラトさんは16歳ほどの中国共産軍の少年兵に出くわした。短剣を振り回しながら襲ってくる少年兵に向かってスカルラトさんは思わずヘルメットを投げた。少年兵がヘルメットをよける間、スカルラトさん短剣を奪い、これを胸深くに刺した。そして無意識的に懐に入れたその短剣が運命のようにスカルラトさんについて米国へ渡ってきた。
当時19歳の青年だったスカルラトさんは「ドラを打ち、ラッパと笛を吹きながら攻撃してくる中国共産軍と戦いながら、映画で見たものとは全く違う戦場に来たということを実感した」と話した。スカルラトさんも中国共産軍が投げた手りゅう弾で脚と腕、そして首を負傷して帰国した。しかし温かい歓待はなかった。
◆米議会、戦争ではなく紛争と規定