米国、最近は同盟国に役割要求…THAADと似た事態の繰り返しも
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 10:31
6月4日にシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)。カーター米国防長官が基調演説で同盟とパートナーについて話した。日米同盟はアジア・太平洋地域の安保の「基礎」、米豪同盟は「地球的レベル」と述べた。フィリピン、インド、シンガポール、さらにかつての敵国であるベトナムにまで言及した。しかし韓国や韓米同盟の重要性を意味する核心軸(リンチピン=linchpin)という言葉は登場しなかった。それが初めてではなかった。5月27日の米海軍士官学校卒業式の演説で、カーター長官は三角同盟の協力に言及しながら日米豪と日米印だけを挙げた。
2カ月後の7月25日、ラオス。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議でカーター長官の発言は現実になった。米国・日本・豪州外相は戦略対話をした後、共同声明を採択して中国を攻撃した。南シナ海の群島で中国の領有権を認めなかった国際仲裁裁判所判決(7月12日)を尊重するべきだという内容だった。この過程で韓国は抜けた。