【コラム】足並みそろわぬ原子力安全基準、危険千万=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.25 13:45
原子力発電所(原発)の競争力と安全性の確保は、いくら強調しても行き過ぎることはない。安全性なしで競争力ばかり強調すれば、原発の脅威に直面しかねないからだ。韓国は23基の原発を稼動している。全体発電量の30%を占める。
政府は昨年のアラブ首長国連邦連合(UAE)に続き、原発を輸出主力産業に育成するという計画を持っている。このためにも原発の競争力と安全性に特に関心を傾けてくれるようお願いする。一部の世論は、原発中心のエネルギー政策に憂慮を表明している。この点にも耳を傾けるべきだ。ロシアのチェルノブイリ事故や日本の福島事故を見ながら出てきた話だからだ。政府や原子力専門家たちは国内の原発の安全性に問題ないと強調している。しかし一部の国民は、原子力開発を肯定しながら一方では憂慮と不安を抱いている。ゆえに政府や原子力専門家たちは国内原発の安全性の現状を透明に公開しなければならない。国民が一寸の疑惑も持たないようにしなければならない。公正で客観的な安全性を確保しながら、原発の競争力を確保するように願う。