開城工業団地に後頭部殴られた韓国統一部(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.05 14:42
ある当局者は「800人前後の韓国国民が滞留する状況で、率直に言って、政策手段が制限されているのは事実」と話した。現状況では、北朝鮮に130日余り抑留されて2009年8月に解放された公団労働者ユ・ソンジンさん事件のような不祥事が起きないように願うだけということだ。国防部が準備した人質救出計画も「ハリウッド映画にでも出てきそうな現実性のない代案」という話だ。
一部では、開城工業団地についての政府の丸腰対応が、北朝鮮が閉鎖威嚇を持ち出す状況を招いたのではないかと指摘している。匿名希望の対北朝鮮事業家は「非常事態であることを勘案して、北朝鮮当局に韓国の労働者についての特別身辺保障を要求しなければならない」と話した。北側がこれを受け入れない場合、韓国労働者を引き揚げて門を閉めるという断固たる姿勢で対北朝鮮交渉に臨んでこそ、北朝鮮の悪い習慣をたち切ることができるという主張だ。