韓経:中国・欧州行き航空機、ともすれば遅延…知ってみれば中国のせい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.20 10:37
15日午後2時15分に仁川(インチョン)国際空港を離陸しイタリアのローマに向かう予定だった大韓航空KE931便は5時48分に離陸した。搭乗客368人は機内で3時間33分の間出発を待たなければならなかった。目的地であるイタリアに行くには中国領空を通らなければならないが、雷が発生するなど現地の気象が悪化して中国航空当局が領空通過を制限したためだ。家族との欧州旅行のためにこの飛行機に搭乗したある乗客は、「ローマ空港到着後に乗り換えようとしていた便に乗り遅れるなど旅行日程が狂ったが補償を全く受けられなかった」と悔しさを吐露した。航空会社側は機体の欠陥など航空会社の過誤ではなく天候にともなう遅延のため補償対象ではないと説明した。
韓国から中国や欧州へ向かう航空便が遅れる事例が続出し乗客の不満が大きくなっている。欧州へ行く空の道である韓中航路が急増した航空便の需要をさばききれずにいる上に中国が運航承認を厳しくしているためだ。
◇「韓中航路」1時間当たり7~8便の受け入れ可能