【時論】北核に対応する脱原発政策修正が必要=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.07 14:14
北朝鮮の水素爆弾・大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発意志は韓米のレッドラインを越えるものだ。超強硬報復を強調するが、これという方策は見いだせていない。隠している非常対策が両国政府にあると信じたい。しかし戦争を想定しない平和的な妙策はなさそうだ。一般国民も似た心配をしているだろう。
北核解決策を別の角度から模索してみよう。振り返ってみると、始まりは1993年の北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)脱退だった。当時、世界は6カ国協議を通じて韓半島(朝鮮半島)問題を解決しようとした。北朝鮮の核技術はプルトニウムを抽出したという初歩的な段階と推測された。この時期に談判していれば容易だったはずだが、楽観して放置する間、我々の期待を裏切り、結局は大韓民国を越える世界的な問題に飛び火した。危機状況が何度か訪れたが、我々はただ中国と米国を眺めて楽観に頼った。もしかするともう北朝鮮が望む通り周辺国は北朝鮮を核保有国と認定し、相応の待遇をするかもしれない。この場合、韓国は誰が守るのか。周辺4大強国の隙間で何とか維持してきた均衡が崩れてしまった状況で、誰が第3次世界大戦を呼び起こすリスクを抱えて北朝鮮を牽制できるだろうか。自然に我々も核武装しなければいけないという論理が出てくる。