韓経:「受注の崖」抜け出す造船、高付加価値船舶で競争力高めよ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.17 13:09
それならば現在のように厳しい時期をうまく乗り越えて正常化した市場でしっかりと受注戦略を広げていくにはどのようにしなければならないだろうか。大型造船会社は着実に高付加価値領域で製品差別化をしていかなければならない。後発競争企業と質的な格差を維持してこそ良好な売り上げと収益構造を守ることができる。船舶は国際海事機関(IMO)や該当船級で規定した基準を適用し、大量の貨物を最も安く運送できるよう建造すれば良いため他の産業製品と違い質的差別化の余地は大きくない。しかし製品差別化のひとつの領域として「親環境スマート船舶」がある。荷主と船主の費用削減と安全に対するニーズを相当部分満たすことができ、後発業者との間隔もさらに広げられる領域だ。現在とコンセプトは若干異なるが7年ほど前に世界で初めて知能化したスマート船舶を開発し引き渡した実績がある韓国なので可能だと考える。
◇老朽商船の置き換えなど支援必要