北朝鮮「遺憾は謝罪ではない、韓国「言葉でやりあっている時ではない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 11:51
先月22~24日、南北高官接触で合意した共同声明文に北側が先月4日、地雷挑発に対して「遺憾を表明した」という表現を盛り込んだことについて北朝鮮が2日、謝ったものではないとの主張を出した。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が委員長を務める国防委員会の政策局報道官の談話という形式を通じてだ。朝鮮中央通信が報じたこの談話は「一言で『遺憾』というのは、『そのようなことがあり残念です』というような表現に過ぎない」と主張した。引き続き「北と南が一つの席で合意した共同声明文をめぐってどちらか一方の勝利として描写すること以上に浅はかで下品なことはない」としながら、南側で今回の合意が政府の原則論の勝利だと評価することに反発した。
これについて鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)統一部報道官は2日、定例ブリーフィングで「共同声明文に2項(遺憾の表明)自体が盛り込まれたことが正解で、(北朝鮮国防委政策局談話は)大きな意味がないのではないか考える」とし「(北朝鮮の)言葉一句一句にわれわれが引っ張られる必要はない。今は合意履行のために互いの間で努力する時であって、言葉でやりあっている時期ではない」と述べた。別の政府当局者は匿名を前提に「北朝鮮が『遺憾表明』というワーディング(言葉)にこのように反応すること自体が、北朝鮮内部でこれを痛々しく受け入れている反証ではないかと言える」と解釈した。