「就職して窓のある家で暮らしたい」…韓国の青年「住居貧困層」139万人(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.02.03 16:47
費用が20代の住居問題に占める比重は大きい。青年住居協同組合「なめくじユニオン」は2013年、ソウルの40大学街の低価格ワンルームの相場を調査した。家賃は最低32万ウォン〔蘆原区孔陵洞(ノウォング・コンヌンドン)〕から最高51万ウォン〔中区獎忠洞(チュング・チャンチュンドン)〕だった。安いワンルームがそれにあたる。実際、大学街で形成された相場は保証金1000万ウォンに家賃50万~60万ウォンだ。首都・電気・ガスなどの管理費も平均10万2400ウォンかかる。1カ月の住居費が最低50万ウォン以上だという話だ。
大学卒業を延期したCさん(25)は、ソウル東仙洞(トンソンドン)のワンルームに住む。保証金500万ウォンに家賃44万ウォンだ。管理費として10万ウォンが出て行く。地下鉄の駅から近くてベッド・机などの家具や浴室を備え、狭いが満足している。相場を調べてみると、この部屋を探し当てたのは「運が良かった」と思った。それでもアルバイトで稼ぐ月100万ウォンのうち半分を住居費として使うのはつらい。