平昌五輪開催地付近に瞑想村…メンタルトレーニング場として海外も注目(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 10:30
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小説家の趙廷来氏(左)と月精寺の住持・正念僧侶。
五台山(オデサン)月精寺(ウォルジョンサ)は仏教の知恵を象徴する文殊菩薩の聖地だ。曹渓宗(チョゲチョン)初代宗正を務めた漢岩(ハンアム)、先覚者の呑虚(タンホ)僧侶など時代の愚かさを人々に諭してきた寺院の伝統が現住持の正念(ジョンニョム)僧侶まで受け継がれている。僧侶は住持として赴任した2004年、一般人も断髪しなければならない1カ月僧侶体験プログラム「短期出家学校」を開設して反響を呼んだ。今まで3000人が参加し、そのうち150人が実際に出家した。
このような月精寺の仏教大衆化の努力がさらにアップグレードする。2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)(2月9~25日)を控えて来年10月ごろに開村する五台山自然瞑想村を通じてだ。国費・地方費を合わせて295億ウォン(約27億2300万円)が投じられるこの村のコンセプトは仏教という垣根をも超えるというものだ。仏教の座禅だけに固執せず、多彩な瞑想方法を入所者に紹介して人文学教育も行う。この村を小説家の趙廷来(チョ・ジョンネ)氏(73)が導く。村長を引き受けて村に留まり、直接人文学の講演を行い小説も執筆する。