【コラム】甘い中国は消えた=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.06 11:09
1840年にアヘン戦争を体験して1976年に10年にわたった文化大革命の極左の狂気から抜け出すまで、中国は絵に描いた虎のような境遇だった。中国が深く眠り込んでいた間に韓国は、米国の強力な安保支援を受け、日本の先端技術を受け継いで高速疾走した。1992年の韓中修交は、うまく行っている韓国をトウ小平の中国がパートナーとして選択した結果であった。だが猛獣が眠りから覚めて吠え叫びながら両国の状況は逆転している。
今の韓国で、政府と官僚の革新を期待するのは愚かなことだ。創業1・2世が退いた民間企業でもケインズが「一般理論」で注文した「野性的衝動(animal spirits)」が見られない。ある財閥トップは「韓国の会社役員は変化を嫌う。社長と役員も中では自分がいる間に会社が滅びなければ良いと思っている」と嘆いた。なにをかいわんや、フェルプス教授に韓国の革新力を評価してほしいと言うと「少数の企業に集中している印象」だといった。