【コラム】安倍の日本、ならず者国家の道を歩むのか(2)

【コラム】安倍の日本、ならず者国家の道を歩むのか(2)

2013年05月03日11時52分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  私たちは安倍の河野談話・村山談話否定にばかり反発しているが、「21世紀に向けた新しい韓日パートナーシップ」の土台である金大中(キム・デジュン)-小渕共同宣言(1998)の存在を忘れている。村山談話は謝罪の対象が韓国人ではなく「アジア諸国の人々」だ。それでも私たちは未来志向的な韓日関係のために、その談話を前向きに受け入れた。村山談話に比べ、金-小渕共同宣言は具体的に韓国人を相手に反省して謝罪している。共同宣言の第2項。「小渕首相は、日本が過去の一時期、韓国国民に対し、植民地支配により多大な損害と苦痛を与えた歴史的事実を謙虚に受け止め、これに対し、痛切な反省と心からのお詫びをした」。

  私たちは安倍に対し、自民党の保守本流である小渕の反省と謝罪も否定するつもりか追及しなければならない。根本的な保守右翼に単細胞的な類型の人間である安倍が、社会民主主義者の村山の政治的成果を抹殺するのは、保守の本能的な反応だ。しかし自民党の正統系譜を引き継ぐ先輩首相の小渕が署名した金-小渕共同宣言にはどういう立場なのかを尋ねる必要がある。安倍は私たちが沈黙するのを有難く思い、金-小渕共同宣言に背を向けている。彼がもし金-小渕共同宣言まで否定すれば、韓日関係は相当期間、復元が不可能になるだろう。膨大で恐るべき社会・政治勢力の「日本会議」という全国組織が、安倍の軍国主義路線を企画して支援する限り、安倍の長期政権が予想されるからだ。一般的な表現の村山談話を否定しながら、内容が具体的な金-小渕宣言を継承すると話すこともできないのが、安倍のジレンマだ。

  安倍は7月の参院選で圧勝し、正式軍隊と象徴でない国家元首としての「天皇制度」が復活した日本をつくるという政治的野望にとらわれ、国際協約と普遍的な価値を無視する妄動をはばからない。彼は高いレベルの文明・文化国家の日本を、孤立したならず者国家に後退させている。このため世界世論が安倍の国粋主義を批判し始めた。韓国の市民社会が世界の市民団体と連帯し、またアジア平和をかく乱する安倍の反時代的な野望と彼を支援する「日本会議」の正体を積極的に世界に知らせ、まだ安倍の浅はかな国粋主義的扇動に染まっていない日本人にも直接訴えなければならない。北朝鮮問題で韓米中との政策協調が切実な時期に、安倍が反動的な路線に固執するのは、結果的に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)を勢いづけることであることを広く認識させなければならない。

  キム・ヨンヒ国際問題論説委員

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