ソウル中央地検・麻薬組織犯罪捜査部は今年1月から最近まで、麻薬関連の捜査を行い88人を逮捕、起訴し、覚せい剤(ヒロポン)約3.5キロ、マリファナ1.77キロを押収した。一月10人くらいを逮捕したわけだ。麻薬犯罪の発生率が外国に比べて低いほうだが、むしろこうした点のため、韓国が他の国に供給される麻薬の経由地になるケースが多くなっている。
◇麻薬清浄地域の韓国を経由地に活用=韓国は国際社会で麻薬の清浄地帯に認識されていて、麻薬の供給・消費地ではなく経由地に活用される場合が多い。取り締まられる麻薬関連犯罪者数が人口10万人あたり約10人で、米国の50分の1、豪州の3分の1、タイの10分の1。麻薬清浄地域の韓国を経由した手荷物の場合、当事国での検査が厳しくないことから、経由地として韓国を選ぶ麻薬組織が多いという。