エネルギー自立島と言われていたが…統営煙台島、太陽光発電を中断=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 10:05
慶尚南道統営市山陽邑(キョンサンナムド・トンヨンシ・サニャンウプ)の三徳港(サムドッカン)から船で20分余りの距離の煙台島。島の船着き場から最初に見える建物が1階が村の会館、2階が訪問者センターとして使われる「パッシブ(passive)ハウス」だ。この建物は建物の中で生じる人の体温や照明の熱、窓から入ってくる太陽熱を最大限活用する。また、内部の熱が漏れないように断熱性を最大限に高め、別途暖房をつけずに冬を過ごすことができる。
近隣にエコ体験センターもある。廃校をリモデリングして自転車発電機、人間動力遊具などを操作してエネルギーの生産と節約過程が経験できる施設だ。村の後方の山にはまるで組み立て式の建物の屋根のように見える太陽光発電所モジュール(太陽熱を集める四角形の板)数十個が設置されている。住民に電気を供給する施設だ。煙台島が2011年から「韓国内初のエネルギー自立島、炭素ゼロ島」として全国に知られた理由だ。しかし昨年から太陽光発電期の稼動が中断されている。