<栄辱の韓日戦半世紀>(下)今こそ共存の時代に…世界制覇の日本バドミントン、その後ろには…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.24 14:32
◆日本が韓国を助け、韓国も日本を助けて=韓日スポーツ共存と共生のためのもう1つの話題は「人的交流の拡大」だ。KBOリーグはレベルの高い日本野球の指導者を連れてきて競技力の向上を図っている。起亜タイガーズの中村武志バッテリーコーチ(48)が代表的だ。現役時代に中日ドラゴンズ所属で日本プロ野球オールスター戦に8回も出場した名捕手出身だ。横浜・中日・千葉ロッテのバッテリーコーチを経て昨年末から起亜の捕手たちを引き受け、厳格ながらも合理的な指導をしている。2012年ロンドンオリンピック本戦に出場したサッカー代表チームは、Jリーグの池田誠剛フィジカルコーチ(55)を迎え入れて史上初の銅メダルの基礎を作った。
反対の事例もある。かつて韓日戦で劣勢を免れなかった日本バドミントンは2004年、韓国バドミントンの伝説といわれる朴柱奉(パク・ジュボン)監督(51)に代表チームの指揮を任せて10年ぶりにアジアトップ圏へと成長した。昨年5月には世界男団体選手権で優勝した。パク監督は「私が初めて太極マークを付けた1980年には、日本が韓国を圧倒していた。当時日本人コーチに学んだ記憶が鮮明だ」としながら「今は私が日本選手たちを教えるとは隔世の感だ」と話した。黄善洪(ファン・ソンホン)・洪明甫(ホン・ミョンボ)・柳想鉄(ユ・サンチョル)・朴智星(パク・チソン)に代表される韓国人Jリーガーたちは、レベルの高い競技力以外に日本サッカーが持てなかった闘志と体力の重要性を呼び覚ました。