<野球>日本のロッテを育てた辛東彬、釜山のロッテも変える(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 11:41
「去華就実」(華麗さの代わりに内実を追求する)は辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ総括会長(93)の経営哲学だ。辛総括会長は1980年代にロッテグループが生産する1万5000個の製品価格をすべて覚えていると自信を持つほど慎重で細かい経営をした。しかし先月17日、日本のロッテホールディングスの株主総会を通じ韓国と日本のロッテのワントップとなった辛総括会長の二男辛東彬(シン・ドンビン)会長(60)のスタイルは違う。勝負所では攻撃的に出る。81年から8年間野村証券で金融業務をした彼は投資決定が早くスケールが大きい。
ロッテグループ政策本部は先月31日、「辛会長がロッテジャイアンツ(プロ野球球団)の競技力向上案をまとめるよう指示した」と明らかにした。この日辛東彬会長のまたいとこに当たる辛東仁(シン・ドンイン)ジャイアンツ球団オーナー代行(69)が辞任した。辛格浩総括会長が依然として球団オーナーとして残っているが実質的オーナーは辛東彬会長に整理された。