【コラム】韓国特有の躍動性を取り戻さなければならない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.07 10:24
対外的に緊急な外交安保課題は、日増しに深刻化する北朝鮮問題と複雑な北東アジア勢力の転換に対処することだ。北朝鮮問題は核・ミサイル能力の強化と金正恩(キム・ジョンウン)政権の中長期的な不安定問題がある。北朝鮮が並進政策に固執して対話を拒否する中で、北朝鮮の核問題を解決する機会の入り口はますます狭まっている。核物質の抽出は引き続き小型化・軽量化を追求する中で移動式ミサイル・大陸間弾道ミサイル(ICBM)・潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発も進展している。不幸にも時間は私たちの側にはない。北朝鮮の核問題の疲労症候群から抜け出して主人意識を持って関連国と共に解決策を積極的に模索しなければならない。
一方、執権4年を超える金正恩政権は外見上安定しているが中長期的な不安定要因が増えている。米国および中国を含めた周辺国との戦略対話を強化して信頼を蓄積することを怠ってはいけない。