【コラム】猿の生き方…自殺の崖っぷちから夢を掴んだ男=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.03 15:02
その日から彼は変わった。3つを失くした。髪の毛、携帯電話、テレビ。本当に死ぬ事と生きる事、ピザ屋だけに懸けていた。私はその時、彼がなぜそんなにお金に夢中になったのか首をかしげた。彼がどれほど稼いだのかはよく知らない。
土地も家も買ったのを見ると、それでも何か残そうとしているのを察するだけだった。生きるだけのことはあると思えた彼のした事は、近所の恵まれない子供たちを呼んで月に1回ピザ・デーをもうけたこと、再び一人芝居を始めて10年になるということ、運命の妻である14歳年下のキム・ギョンシンに会ったこと、2人の子供をさらにもうけたことだ。失った夢を取り戻したからなのか、とても活気に満ちて楽しそうだった。