ステルス無人偵察機の韓国配備に向け準備
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.19 11:52
米国防総省が韓国に最新鋭無人偵察機(UAV)RQ-170センチナル(Sentinel)を配備するため準備中であることで18日、明らかになった。 レーダーに映らないステルスジェット機のこの無人偵察機はその間、存在自体が軍事秘密とされてきたが、4日、米空軍がアフガニスタンで運用中であることを明らかにし、初めて公式確認された。
軍消息筋は「在韓米空軍はこの数カ月間、RQ-170センチナルを韓国内の空軍基地で試験運営してきた」とし「来年、在韓米軍に配備すると聞いている」と話した。 この消息筋は「この機種が韓国に本格的に配置されれば、その間、北朝鮮の軍事情報を収集してきた烏山(オサン)米空軍基地のU-2機の代わりとなるだろう」と予想した。
センチナルは07年末、アフガン南部カンダハル国際空港でその姿がとらえられた後、‘カンダハルの野獣’(Beat of Kandahar)と呼ばれてきた。尾翼がないのが特徴だ。 1人の操縦士が乗る高高度有人偵察機U-2機は老朽化したうえ、一回の偵察任務に100万ドル(約12億ウォン)がかかり、負担が少なくなかった。 U-2機は休戦ライン南側に沿って20キロ以上の高度を飛行しながら平壌(ピョンヤン)市内まで撮影し、30センチの大きさの物体を認識する。 当初、韓国に配備される可能性があると観測されてきた無人偵察機グローバルホーク(RQ-4)はグアムのアンダーソン空軍基地で運営される。