東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連の首脳会議に出席するためシンガポールを訪問中のペンス米副大統領が１５日（現地時間）、「トランプ大統領は来年、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長に会うだろう」と明らかにした。

この日のロイター通信によると、ペンス副大統領は韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談した後、記者らに「トランプ大統領と金委員長の会談は来年１月１日以降になる」とし「具体的な場所と時間については議論中」と伝えた。

続いて「我々は過去の政府がした失敗を繰り返すことを望まない」とし「我々はこの数十年間（核を放棄するという）北朝鮮の約束だけを信じて制裁を解除したり経済的な支援をしたりしたが、その後に約束は破られた」と述べた。

これに先立ちボルトン米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）は１３日、シンガポールで記者らに対し「トランプ大統領は北朝鮮の指導者の金正恩委員長と２回目の首脳会談をする準備ができている」と述べた。

６月にシンガポールで首脳会談を開催した米国と北朝鮮は最近、２回目の首脳会談開催問題について議論してきた。しかし北朝鮮が核兵器配備中断の約束などを履行せず、両国の会談は延期されている。