現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車が危機に備えるため、来年、課長級以上の管理職の賃金を据え置く。 また工場勤務時間を短縮し、柔軟生産体制を導入するなど、急変する市場状況に積極的に対応することにしたと22日、明らかにした。 同社は今年の販売実績が当初の予想の480万台から420万台に落ちると見込んだ。 今月現在、海外在庫は106万台(3.9カ月分)に達している。
現代・起亜車は最近の世界的な販売不振を受け、先月から残業・特別勤務を工場別に廃止した。 また起亜車の京畿道所下里(キョンギド・ソハリ)工場で「カーニバル」と「プライド」を同時に生産する柔軟生産体制を導入した。 それでも在庫が減らないため、「グレンジャー」「ソナタ」など中大型車を生産する忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)工場の生産体制を17日から夜昼各4時間ずつに転換した。 全州(チョンジュ)工場のバス生産ラインも夜昼2交代から昼1交代制に変更することにした。 中大型車の販売減少は来年上半期まで続く見込みで、牙山工場も昼1交代勤務を検討している。