【コラム】慰安婦の少女像、アルメニアから学べば(2)

【コラム】慰安婦の少女像、アルメニアから学べば(2)

2014年08月22日09時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国人とアルメニア海外同胞の間にきずなが生まれたのは2007年。韓国人団体が米下院で慰安婦決議案を通過させた時だった。偶然にもアルメニア海外同胞もやはりアルメニア虐殺糾弾決議案を推進中だったため互いに協力することになった。

  20世紀最大の悲劇とされている事件はホロコースト、すなわちユダヤ人虐殺だ。ナチスによって700万人が殺害された。第2次大戦以後、ユダヤ人はすさまじい歴史が忘れられないように随所に博物館・記念碑に造形物を作った。主な施設だけで米国・イスラエル・ドイツ・フランスはもちろん日本に至るまで20カ国65カ所に及ぶ。

  ホロコーストだけが人類史上最悪の人種虐殺ではない。新大陸の発見以降、1億人以上のインディアンが西洋人のせいで亡くなった。土地への欲に目がくらんだ欧州の移民者らによって無惨に殺害されたり、はしかのような悪性伝染病が蔓延したりして倒れていった。

  それでもインディアン虐殺を追悼する施設はほとんどない。さらにワシントン内の米国立インディアン博物館さえインディアンと白人移住者間の対立はほとんど扱われていない。「歴史は勝者によって記される」というウィンストン・チャーチルの警句が切実に感じられる部分だ。

  ほかの歴史的悲劇も同じだ。子孫の努力によってその歴史が埋もれたり、よみがえったりする。こうした意味でアルメニア人の成果は驚くべきものだ。アルメニア虐殺と関連して15カ国に33の博物館・記念碑および造形物を設置することに成功した。

  注目する点は、ユダヤ人とアルメニア人は3つの原則を守ったという事実だ。最初に連邦政府や地方自治体の公式決定で推進し、2番目に公共場所に設置し、最後に公共機関に管理を任せるというものだ。それでこそ真の記念碑としての役割を果たすからだ。これまで米国に設立された慰安婦関連施設は少女像2つと記念碑6つの計8つ。このうちの相当数が韓国人の私有地に建てられている。これではその役割を果たすだろうか。

  歴史的悲劇に関連した施設は、後世と外国人に真実を知らせるためには肝要だ。日帝の収奪と軍の慰安婦問題などを知ってこそ、なぜ韓国人が日本を簡単に許せないのかが理解できる。でなければ過去の問題から安倍政権との摩擦を醸し出す韓国政府が姑息に見られてしまう。

  軍の慰安婦問題が国際化しながらこれをホロコーストや黒人差別、アルメニア大虐殺、アイルランド大飢饉など米国社会が注目している歴史的な人権侵害事件として浮上させようとする草の根市民運動が真っ盛りだ。韓国人の密集地域であるカリフォルニアのオレンジカウンティでも少女像が建てられるという。豪州・シンガポール・カナダなど他国にも少女像・記念碑の設立運動が進行中だ。

  そうすると思うなら、しっかりとやろう。アルメニア人がそうしたように、少女像でも記念碑でも、時間がかかって大変でも、正式な許可を経て公共の場所に建てるようにしなければならない。あまり得るものもなく日本人たちの感情に触るだけのことぐらい「下之下策」もない。

  ナム・ジョンホ国際専任記者

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