韓経:15年前にノーベル賞を取った行動経済学…韓国はようやく「あんよ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.05 11:29
2002年にノーベル経済学賞受賞者としてプリンストン大学心理学科のダニエル・カーネマン教授の名前が呼ばれると世界の経済学界がざわついた。経済学ではない他の学問の研究者がノーベル経済学賞を受賞したのはこの賞が制定された1969年以降で初めてだった。
カーネマン教授は経済学に心理学を組み合わせた行動経済学の開拓者だ。「人間は合理的、理性的に行動する」という主流経済学の仮定に反旗をひるがえした。
当時の行動経済学は「経済学の辺境」だった。だが「ナッジ(ソフトな介入)」で知られるシカゴ大学のリチャード・セイラー教授が今年再びノーベル経済学賞を受賞し行動経済学は経済学界の新主流に位置づけられた。