【時視各角】サムスンがアップルに勝てない理由は(2)

【時視各角】サムスンがアップルに勝てない理由は(2)

2014年11月03日08時23分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  アップルは9月9日にアップルウォッチを出した。試作品を分析した専門家は2度驚いた。まずアップルウォッチに先端技術はほとんど見られなかったという点だ。サムスンが市販中のギャラクシーギアを上回るものはなかった。もともとアップルは最先端よりも安定性が検証された中上級の技術と部品を使用する企業だ。実際、専門家が最も驚いたのは「アップルペイ」だ。アップルウォッチの秘密兵器といえる。スマートフォンのNFC決済技術がすごいものというわけではない。しかしサムスンがギャラクシーギアにこの機能を入れるには、金融委員会・金融監督院に何度も繰り返し出入りしなければならなかったはずだ。多くのクレジットカード会社や加盟店の確保も容易でないだろう。

  一方、アップルの力はすごかった。すぐに世界3大クレジットカード会社、デパート、そして大型ファーストフードチェーン店と提携し、アップルペイ導入から3日間で100万件以上を処理した。世界を支配する米国の強大な金融・流通パワーと結合させて、iPhoneに新しい決済UX(使用者環境)を実現したおかげだ。サムスンも一歩遅れてペイパルと提携し、反撃の準備をしている。しかし便利なスマートフォン決済のイメージはすでにアップルに先行獲得された。

  サムスン電子は立派な(good)企業だ。しかしアップルのように偉大な(great)企業ではない。まずサムスンは周辺環境からして不利だ。アップルペイのように米国の標準がグローバル標準となる恐ろしい世の中だ。さらにiPhoneは確実な生態系で差別化に成功した半面、ギャラクシーの核心競争力は似た性能を半額で作り出す中国に追いつかれた。サムスンとアップルの相異なる運命のため、インターネットではアップルマニアが勢いづき、ギャラクシーマニアは絶滅寸前だ。しかしサムスンの問題は内部に隠れているのかもしれない。李健熙(イ・ゴンヒ)会長が健在だった時、先制的な危機意識とハングリー精神はサムスンのトーレードマークだった。以前ならギャラクシーギアに決済機能を含めるためにあらゆる努力をしていたかもしれない。一度頂点に立ったという自信と満腹感のためか、サムスンには最近こうしたハングリー精神が消えた。

  イ・チョルホ首席論説委員

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