米国務省「金正恩、韓米離間」…ワシントンで高まっている警告音(1)

米国務省「金正恩、韓米離間」…ワシントンで高まっている警告音(1)

2018年01月04日11時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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トランプ大統領
  今年仕事を始めた2日(現地時間)、米国政府が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の新年の辞に関連した声明を出し、金正恩委員長の宥和攻勢に応えるかのような文在寅(ムン・ジェイン)政府の南北対話推進を牽制している。 声明には「金正恩委員長の対話提案は懐疑的」「核をあきらめる時まで我々はいかなる対話も真剣に受け入れないだろう」などの表現が盛り込まれた。

  もちろん、「韓国と緊密な連絡を取りながら協議している」という前提を置いたが、様々な形で米国の懸念の声を伝えようとしている。

  いくら平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の参加に向けた議論だとしても、金正恩委員長の新年の辞に対する分析がまだ終わっていない中で南北が急激に近寄る場合「最大の圧力と制裁」という「基本的な枠組み」が揺れる可能性があるという理由からだ。

  ドナルド・トランプ米大統領がこの日に書き込んだツイッターもこのような流れから出たものと専門家たちは分析する。特に、トランプ氏の核のボタン発言に注目する。金正恩委員長の「核のボタン」発言に正面対抗したトランプ氏の「より強力な核のボタン」が北朝鮮に対する米国の軍事的優位に基づいた圧力という解説だ。特に、「私のボタンは作動する」という言葉は核兵器が実際に使用可能だという強力なメッセージという分析だ。

  国立外交院のキム・ヒョヌク教授は「トランプ大統領の核のボタン発言は北朝鮮と対話を推進している韓国政府に対するメッセージにも見られる」とし「北朝鮮の核脅威が依然として存在している中では南北間対話の意味が韓国政府の期待のように大きくない可能性もあるということを見せ付けようとしたもの」と説明した。同時に、「米国の対北朝鮮政策は変わらないだろう。ややもすると冬季五輪を契機に韓米間対北朝鮮基調が分かれる可能性もあるという懸念の声も出ている」と話した。

  ホワイトハウスのハーバート・マクマスター国家安保補佐官も金正恩委員長の新年の辞は韓米間隙を広げようとする目的を持っているとボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送で話した。彼は「北朝鮮がこのような武器(核・ミサイル)を追求している理由は韓半島(朝鮮半島)と北東アジアで米国を追い出すように強要して脅迫するため」と説明した。また「北朝鮮と貿易を中断する国が増加しているが、これは肯定的な傾向」として「(経済制裁がよく作動しなければ)多様な選択肢を大統領に提供するだろうし、ここには軍事的オプションも含まれるだろう」と強調した。双中断(北朝鮮による核・ミサイル開発と韓米合同軍事演習の中断)に対しては「これ以上有効でないということを中国も承知している。北朝鮮(武器)プログラムがあまりにも大きく進展を見せたため」と話した。

  米政府もこの日、韓国政府とは全く違うニュアンスの北朝鮮関連声明を出した。

  ニッキー・ヘイリー米国連大使は記者会見で南北当局間会談に対する質問に「北朝鮮は彼らが望む誰とも対話することができる」としながら「だが、彼らが核兵器禁止(廃棄)に同意する時まで我々はそれを(対話を)認めないだろう」と指摘した。「核兵器開発を止めるためのいかなる措置も取らなければ、いかなる対話も真剣に受け入れないだろう」ともした。「五輪参加」でない「核放棄」だけが米国を対話に引き出せる契機という主張だ。

  ヘイリー大使はまた「北朝鮮が他のミサイル試験発射を準備している可能性があるという報道を聞いている」として「もしそのようなことが起きれば、我々は北朝鮮政権に対応してさらに強硬な措置を取らなければならない」と強調した。同時に「我々はその場凌ぎの対策や笑いながら写真を撮るような儀礼的行為が必要だと考えない」として南北間対話の推進を好ましくないと考えた。

  これに先立ち、CNNとMSNBC放送はこの日、複数の軍情報関係者を引用して「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射準備をしようとする動きが把握された。数日内に発射されるだろう」と報じた。

米国務省「金正恩、韓米離間」…ワシントンで高まっている警告音(2)

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