超新星分析したネイチャーの論文…答を与えたのは500年前の朝鮮王朝実録(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.01 13:08
星は現在であり過去だ。地球といくら近くても数光年は離れているという点もそうだがそれぞれの軌道を持つ星の動きもまた、過去と現在をつないでくれる橋だ。太陽系外のはるかに遠いところの星の動きは過去の過去を見つける作業だ。どのようにしてこれを知ることができるだろうか。方法がある。歴史書がまさにそれだ。
2017年8月31日、世界的国際学術誌のネイチャーに「さそり座1437年新星の子孫の固有運動による年齢決定」という題名の論文が掲載された。米ニューヨーク自然史博物館天体物理学部のマイケル・シャラ博士率いる国際共同研究チームが書いたこの論文は、15世紀当時のさそり座新星の記録から爆発時点を定め、こうした推定を基に新星が1000年単位の期間で連続的に爆発し矮新星に進化する過程を明らかにした。